バリアブルデータ印刷 (FS400 以降)

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従来型FreeFormを使用したバリアブル書類の印刷

従来型FreeFormテクノロジーを使用すると、プリントオプションを使用してマスター書類を定義し、Fiery serverへ送信されたバリアブルデータジョブにそのマスター書類を適用できます。

従来型FreeFormを使用してバリアブルデータジョブを印刷する場合は、まずマスター書類を作成し、次にバリアブル書類を作成して、その後、従来型FreeFormで2つのファイルを組み合わせます。

従来型FreeFormVDPはジョブのマスター要素データをFiery serverに送信し、バリアブル要素データとは別にラスタライズします。マスター要素データはラスター形式でFreeFormマスターとしてFiery serverに格納され、必要に応じて複数のバリアブルデータセットと組み合わせて印刷できます。FreeFormマスタージョブはFiery serverで再処理および保存されるため、処理する必要があるのはバリアブル要素データのみとなり、ジョブの処理時間が削減されます。

FreeFormマスターは、毎回異なるデータと組み合わせるすべての固定要素データに使用できます。たとえば、レターヘッドのテンプレートをFreeFormマスターとして保存し、異なる内容(バリアブル要素データ)のレターに使用できます。

従来型FreeFormでは、Adobe InDesignやMicrosoft Wordなどの多くのアプリケーションを使用して、マスター書類やバリアブル書類を作成できます。マスター書類には、レコード間で固定されている再利用可能なコンテンツが含まれている必要があります。バリアブル書類には、名前や住所など、レコードごとの固有のコンテンツすべてが含まれている必要があります。バリアブル書類ページを作成する場合には、差し込み印刷機能付きワードプロセッサーや、スクリプト機能付きページレイアウトアプリケーション、データべースアプリケーションを使用できます。

マスター作成およびマスター使用印刷オプションを使用して従来型FreeForm機能を管理します。ジョブを送信するときに、プリンタードライバーでこれらのオプションを設定するか、Command WorkStationからのジョブオーバーライドを使って設定するようにオペレーターに指示します。処理されたマスター書類は、Command WorkStationのデバイスセンターのVDPリソースに表示されます。 Command WorkStationでは、Fiery serverに格納されているすべてのFreeFormマスターを監視および管理することもできます。