バリアブルデータ印刷の概要(FS350以前)
バリアブルデータ印刷(VDP)は、書類の出力すべてに共通に用いられるマスター要素と、出力ごとに異なるバリアブル要素を組み合わせて印刷します。
バリアブルデータ印刷は、印刷デバイスと印刷物のデータがあるデータベースをリンクするデジタル印刷テクノロジーを使用します。このカスタマイズされたコミュニケーションには、データベースのコンテンツの選択や書類内でのこのコンテンツの配置を指定するルールが含まれます。
これにより、パンフレットに顧客名を入れたり、データベースから取得したその他の個人情報を使用するなど、パーソナライズされた印刷物を作成できるようになります。この場合、すべてのパンフレットに共通の背景、イラスト、テキストブロックなどがマスター要素で、名前など顧客ごとに異なる情報がバリアブル要素です。
もっとも簡単なバリアブルデータ印刷は、単純な差し込み印刷です。しかし、イメージ、グラフ、テキストおよびその他の要素を組み込むことで、さらに特定の顧客に特化した印刷物を作成できます。