グループを作成する際には、グループの権限を定義します。グループ作成時に新規または既存ユーザーを追加することも、ユーザーを追加せずにグループを作成して後でユーザーを追加することもできます。
重要: FS100/100 Pro以前のソフトウェアを備えた
Fieryサーバーに接続している場合は、この手順に従ってください。どちらのバージョンのConfigureを使用しているかがわからない場合は、
使用しているConfigureのバージョンを参照してください。FS150/150Proを使用している場合の手順もご覧いただけます。
組織のグローバルアドレスリストからユーザーを追加するには、まずFieryサーバー上でLDAPサービスを有効にする必要があります。
- Configureで、「ユーザーとグループ」を選択します。
現在のグループの一覧が表示されます。この中にはいくつかのデフォルトグループも含まれます。
- 「ユーザーとグループ」ウィンドウで、「ユーザーに認証なしの印刷を許可する」を選択または選択解除します。
このオプションが選択されている場合は、だれでもFieryサーバーに対して印刷を実行できます。その人物がユーザーとして定義されているか、グループにユーザーが追加されているか、そのグループに権限が割り当てられているかは関係ありません。
このオプションの選択が解除されている場合は、印刷権限が有効になっているグループに属するユーザーだけが印刷を実行できます。また、「ゲスト」グループに印刷権限を設定しない限り、「ゲスト」グループのユーザーは印刷できません。デフォルトでは、「ゲスト」グループに印刷権限はありません。
メモ: プリントデバイスでもユーザー認証手法が提供されている場合、プリントデバイスとFieryサーバーで同時には認証方法を使用できない可能性があります。
- 「グループ作成」をクリックします。
- グループ名と説明を入力します。
- 適切な権限を選択します。
メモ: 以下の権限は、一部のFieryサーバーではサポートされていない可能性があります。
キャリブレーション - このグループのメンバーはFieryサーバーのキャリブレーションを実行できます。「システム管理者」および「オペレーター」グループのみがこの権限を利用できます。
サーバープリセット作成 - このグループのメンバーは、ユーザーがジョブに対して選択できるプリントオプションのセットを保存できます。
Fieryメールボックス - このグループのメンバーは、各自メールボックスを持つことができます。
ワークフロー管理 - サーバープリセットや仮想プリンターを作成、編集、および削除できます。
白黒で印刷 - このメンバーは白黒印刷のみに限定されます。
カラーおよび白黒で印刷 - このメンバーはカラーとグレースケールで印刷できます。
メモ: 「ユーザーに認証なしの印刷を許可する」オプションをオフにしている場合、Hot FoldersからFieryサーバーへのジョブも認証なしに許可されます。
- 次のいずれかの操作を行います。
- 「連絡先表示」の一覧から、ユーザーのソースを選択します。
グローバルアドレスリスト(LDAPが設定されていて使用可能な場合)には、所属する組織が持つ企業データベースから取得された名前が含まれます。連絡先リストには、作成済みのユーザーが含まれます。
- 「使用可能連絡先」一覧から名前を選択して、「追加」をクリックします。
ユーザー名が右側のメンバーリストに表示されます。
Configureで作成され、LDAP経由で企業サーバーから取得したドメイングループを共有するグループは、動的に更新されます。これが便利なのは、FieryサーバーがLDAPドメイングループ内の変更内容(グループメンバーの追加など)の検証とFieryサーバーグループの更新を自動的に行ってくれるためです。
- 「使用可能連絡先」の一覧で名前を検索するには、「検索」フィールドに名前の最初の部分を入力し、「実行」をクリックします。
- 「使用可能連絡先」の一覧に戻るには、「リセット」をクリックします。
- 追加したい名前が存在しない場合は、「新規追加」をクリックし、「新規連絡先」ウィンドウに必要な情報を入力して「保存」をクリックします。
- 変更内容を保存するには、「メンバー追加」ウィンドウで「保存」をクリックします。