In-RIPセパレーション
In-RIPセパレーションは、外部RIPやグラフィックプログラムで定義され、単一のジョブとして保存されたスポットカラーのことです。
In-RIPセパレーションを含んだPostScriptファイルには、通常、In-RIP情報を正確に解釈するための特別なPostScriptコマンドを必要とします。PostScriptレベル3プリンターは、In-RIPセパレーションをサポートしていますが、PostScriptレベル2プリンターはサポートしていません。
デフォルトでは、In-RIPセパレーションを含んだジョブは次のように出力されます。
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PostScriptレベル3プリンター用に作成されたPostScriptジョブは、プリンターがIn-RIPセパレーションをサポートしている場合、プリンターで分版出力されます。プリンターがIn-RIPセパレーションをサポートしていない場合、ジョブはコンポジット出力されます。
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スポットカラーのセパレーションが正しく解釈できないため、PostScriptレベル2プリンター用に作成されたPostScriptジョブは、常にコンポジット出力されます。
In-RIPセパレーションを強制することにより、特別のPostScriptコマンドがない場合でも、当該ファイルを作成するのに使用したPostScriptプリンターの種類に関わらず、グラフィックプログラムからIn-RIP 情報を確実に処理することができます。