Fiery Color Profiler Suiteでは、International Color Consortium（ICC）標準に完全に準拠したカラープロファイルを作成できます。また、カラープロファイルを評価、編集、およびテストすることもできます。

Color Profiler Suiteには、プロファイルの作成に使用する測定器としてEFI ES-2000分光光度計が付属しています。その他の測定器もサポートしています。

Color Profiler Suiteには、いくつかのモジュールがあります。

これらのモジュールは、次のプロファイルを作成し、Fiery Serverのキャリブレーションを実行するのに役立ちます。

• Express Profiler - Fiery搭載プリンターのプロファイルおよびキャリブレーション設定を作成します。また、新しいキャリブレーションおよびプロファイルですぐに印刷できる仮想プリンターまたはプリセットを作成します。これがFiery搭載プリンターのプロファイルを作成するもっとも手早い方法です（デフォルトのプロファイル設定を使用する場合）。

• Calibrator - Fiery搭載プリンターで新しいキャリブレーション設定を作成するか、既存のキャリブレーション設定を更新します。

• Printer Profiler - RGBまたはCMYKプリンターのプロファイルを作成します。また、既存のプロファイルから新しいプロファイルを作成することもできます。Fiery搭載プリンターでは、キャリブレーション設定を作成することもできます。このモジュールを使用して、色域マッピングや色分解などのプロファイル設定を完全に管理することができます。

• Monitor Profiler - CRTおよびLCDモニターのプロファイルを作成します。

• Device Linker - デバイスリンクプロファイルを作成し、デバイスリンクプロファイルとスポットカラーを最適化します。

• Print Matcher - 複数のFiery搭載プリンターのカラー出力とマッチするプロファイルを作成します（各Fiery Serverでは、System 10以降のソフトウェアが動作している必要があります）。

これらのモジュールは、プロファイルの評価に役立ちます。

• Profile Inspector - Lab色空間でのRGB、CMYK、Named Color ICCプロファイルの3Dモデルを表示してプロファイルを比較できます。

• Profile Editor - 出力プロファイルを編集できます。出力プロファイルにグローバルな変更を適用したり、編集する特定の領域を選択したりできます。

• Verifier - パッチページを印刷および測定し、測定結果を特定のリファレンスの予想結果と比較できます。Verifierを使用すると、品質管理を目的として、カラー値の2つのセットを比較できます。

• Auto Verifier - 品質管理を目的として、カラーテストページを自動的に印刷してページを測定できます。

Color Profiler Suiteには、次の機能も含まれています。

• Color Verification Assistant - ジョブのカラー出力を確認するためのユーティリティです。Color Profiler SuiteおよびCommand WorkStationが同じコンピューターにインストールされている場合は、Command WorkStationでColor Verification Assistantを開くことができます。