例:FreeFormを使用したVDPのワークフロー
例として、学校に関する情報を記載した郵便物を印刷します。郵便物には、返信用ハガキが同封されています。
文書には、志願者の名前、住所、および個人用ウェブリンクが記載されます。グラフィックが多いデザインで、11 x 17インチの用紙に印刷し、3回折ります。
FreeFormを使用すると、すべてのページに共通の、グラフィックを多く含んだレイアウトをラスタライズして保存できます(ジョブを一度だけ送信して処理)。バリアブルデータ(住所、名前、およびウェブリンク)は、別途印刷して、Fiery Serverでグラフィックレイアウトにマージします。
このジョブの作成に特殊なVDPソフトウェアは必要ありません。FreeFormマスターの作成には、任意のページレイアウトアプリケーションを使用できます。バリアブルデータの作成と印刷には、一般的な差し込み印刷機能を使用できます。
この例では、すべての共通要素を含むマスター文書を作成して、PDFファイルとして保存します。その後、Microsoft Wordでバリアブル文書を作成して、その文書をデータベース(Microsoft Excelファイル)にリンクします。
次の図は、この郵便物の構成要素を示しています。
| 1 | マスターファイル |
| 2 | データベースファイル |