バリアブルデータ印刷の概要(FS400以降)
バリアブルデータ印刷(VDP)は、全書類に共通に用いられる一連の固定の要素と、出力ごとに異なる一連のバリアブル要素を組み合わせます。
バリアブルデータ印刷は、デジタルプリンターに印刷物のデータがあるデータベースをリンクするデジタル印刷技術を使用します。バリアブルデータファイルには、データベースからコンテンツを指定して選択したり、書類内のコンテンツの配置をデザインするためのルールが含まれています。
パンフレットに顧客名を入れたりデータベースから取得したその他の個人情報を使用するなど、パーソナライズされた印刷物を作成できます。この場合、すべてのパンフレットに共通の背景、イラスト、テキストブロックなどが固定要素で、お客様の名前、住所、バーコード、その他のお客様固有の画像やテキストはバリアブル要素です。
パーソナライズされたアドレスブロック付きの差し込み印刷は、簡単なVDPの形式です。しかし、画像、グラフ、テキスト、およびその他の要素を組み込むことで、さらに特定の顧客に特化した印刷物を作成できます。