マスター変数の使用
Master Variables は、ジョブの要件に応じてモジュールのデフォルト設定をユーザーが柔軟に上書きおよびアップデートできる設定ファイルです。
ワークフローの作成時に、モジュールを選択し、各モジュールの設定を指定できます。ワークフローに送信されたジョブは、これらのデフォルト設定を使用して処理されます。Master Variablesを使用すると、モジュールのデフォルト設定を上書きおよびアップデートできるので、ワークフロー固有ではなくジョブ固有のモジュールにすることができます。
Master Variables は、Correct、Connect、Preflight、出力の各モジュールで定義できます。これらのモジュールのいずれかがジョブで使用される場合は、これらのモジュールに含まれている Master Variables を使用して、デフォルト設定をアップデートできます。
Master Variables は、次のモジュール設定で使用できます。
-
Correct:スマートアクションリスト
-
Connect:Connectパッケージ
-
Preflight:カスタムスマートPDFプロファイル
-
出力:Job Properties
Master Variablesを使用してデフォルト設定を上書きするには、Correct、Connect、Preflight、出力モジュールの上にConnectモジュールを追加する必要があります。追加すると、ワークフロー内の後続のモジュールで使用される編集可能なJSON(JavaScript Object Notation)ファイルがConnectモジュールにより作成されます。JSONファイルでMaster Variablesを効果的に使用できるようにするには、次の点に留意してください。
- JSONファイルは有効である必要があります。無効なJSONファイルの場合は、ジョブが失敗します。
- JSONファイルには「params_NextModuleID.json」という形式の名前を付けてください。正しいIDは、Fiery JobFlowからスクリプト引数として提供されます。
- JSONファイルには、値を上書きするMaster Variablesが含まれている必要があります。
Master Variablesの作成については、http://www.efi.com/Fiery JobFlow/Connect Cookbookを参照してください。
メモ: Fiery XFはMaster Variablesをサポートしていません。