Fiery JobFlowヘルプv2.1

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Fiery Preflight

Fiery Preflightを使用すると、印刷前にジョブをチェックし、印刷エラーを低減して無駄なコストを削減することができます。Fiery Preflightでは、ジョブの印刷が正しく行われ、選択したプリンターで予想通りの印刷結果が得られるようにするために、エラーが発生しやすい領域をチェックできます。

Fiery Preflightでは、エラーだけでなく、セキュリティ設定、ページサイズ、色空間などジョブに関する情報のレポートも生成されます。

Fiery Preflightの設定は、プリセットとして保存できます。Command WorkStationでFiery Preflightのプリセットを設定して、チェックするエラーのカテゴリーとエラーのレポート方法を指定することができます。接続先のFieryサーバーに設定されているすべてのプリセットがFiery JobFlowに表示されます。

Fiery Preflightでは次のファイル形式がサポートされています。PostScript、PDF、EPS、PPML、Creo VPS、およびPDF/VTです。

TIFFおよびPCLファイル形式はFiery Preflightでサポートされていません。

Fiery Preflightでは、次のカテゴリーのエラーをチェックできます。

  • 「フォント」 - フォント不足、およびCourierフォントの置換

  • 「スポットカラー」 - 不足しているスポットカラー。不足しているスポットカラーは、Command WorkStationの「スポットカラー」で追加できる

  • 「画像解像度」 - 指定値以下の画像の解像度

  • 「バリアブルデータ印刷リソース」 - 不明のバリアブルデータ印刷のリソース。チェックするレコード数を指定して、処理時間が長くなるのを防ぐことができる

  • 「ヘアライン」 - 指定値以下のヘアライン幅

  • 「オーバープリント」 - オーバープリント

  • 「PostScript」 - PostScriptエラー

メモ: Fiery Preflightエラーでジョブがエラーになった場合、そのジョブが割り込みジョブのときやそのエラーが出力を中止するほど重要でないときは、エラーを上書きすることができます。そのようなジョブは、Fiery JobFlowウィンドウの「ジョブ」タブの「エラージョブ」ペインに表示されます。「上書き」をクリックすると、エラーが上書きされてジョブが完了します。モジュールに「移動」ルールまたは「コピー」ルールが定義されている場合は、「上書き」オプションは表示されません。「上書き」オプションは、「Correct」モジュールと「Preflight」モジュールでも同じ制約付きで使用可能です。
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