DCSフィルター

DCSフィルターは、DCS 2.0ファイルを受け付けて、単一のプリセパレーションPSファイルを出力します。

DCS 2.0形式は、QuarkXPress社が開発した、電子的な色分解を定義する画像形式です。

このフィルターは、次のDCS 2.0ファイルを受け付けます。

単一/複数のファイルDCS、コンポジットなし
単一/複数のファイルDCS、グレースケールコンポジット
単一/複数のファイルDCS、カラーコンポジット

DCSフィルターは、Fiery Graphic Arts Package, Premium EditionおよびFiery Productivity Packageの機能です。このフィルターを適用するには、次のいずれかを有効にしたFieryサーバーにHot Folderが接続されている必要があります。

DCS入力ファイルの種類は、.dcs、.dcs2、および.epsです。

オプション	説明
出力ファイルの種類	出力ファイルの種類を参照してください。

DCS 2.0フィルターには設定可能なオプションはありませんが、DCS 2.0ジョブを変換するときは、次のガイドラインに従う必要があります。

「ジョブのプロパティ」 > 「カラー」で、「色分解の組み合わせ」印刷オプションを有効にします。
DCS 2.0ジョブに必要なすべてのファイルが1つのフォルダー内に揃っていることを確認します。必要なファイルが欠けていると、フィルターの処理が失敗します。
フォルダー内にDCS 2.0ジョブ用の複数のファイルが含まれている場合は、そのフォルダー全体をHot Folder内に配置できます。
「ダウンロード」コマンドを使用してDCS 2.0ジョブをダウンロードする場合は、フォルダー内にすべてのファイルが揃っている必要があり、フォルダー全体をダウンロードする必要があります。

メモ: ドラッグ＆ドロップ（またはコピーと貼り付け）を使用して、複数のファイルで構成されるジョブをHot Folderに送信する場合は、フォルダー内のDCS 2.0ファイルをすべて送信することをお勧めします。また、ジョブを確認する間隔を10秒以上に設定して、すべてのファイルが適切に揃っていることを確認してから処理を開始することをお勧めします。