ドキュメントの印刷に時間がかかりすぎる
印刷に時間がかかりすぎる場合は、印刷ジョブを送信する前に、いくつかの手順を実行して印刷時間を短縮することができます。
たとえば、TBCP(Tagged Binary Communications Protocol)オプションを使用してバイナリー通信を有効にすると、ASCII通信よりも速く印刷できます。通常、ポータビリティへの配慮から、フォント、PostScriptヘッダー、エラーハンドラーなど、ドキュメントと一緒にコンピューターからダウンロードする対象が決まります。ダウンロード処理も印刷時間に影響を与えます。
「PostScript」タブのオプションを使用すると生成された印刷ファイルのサイズに影響を及ぼす可能性があるため、印刷には時間がかかります。
「PostScript」タブのオプションは次のとおりです。
PostScript(処理速度が速くなるよう最適化)オプションは、ネットワークスプーラーのすべての機能を完全にサポートしていないことがあります。ファイルに出力してからスプーラーを使用して印刷する場合には、このオプションを使用しないでください。ページの反転や部分印刷などの機能を備えた印刷スプールソフトウェアを使用する場合は、この機能を選択するとファイルのポータビリティが失われてしまうことがあります。
PostScriptのエラー情報を印刷するオプションを使用すると、ジョブと一緒にエラーハンドラーを送信するときにプリンターの速度が低下することがあります。エラーハンドラーは必要な場合にのみ送信してください。
PostScript言語レベルオプション(該当する場合)は、プリンターがサポートしている最高レベルに設定します。
ファイルに出力したりEPSファイルを作成して別のプリンターで印刷する場合は、出力先のプリンターで同じPostScript言語レベルがサポートされている場合にのみこのオプションを選択します。
ドキュメントにTrueTypeフォントが含まれていて、最高品質で出力する必要がない場合は、TrueTypeフォント設定メニューでデバイスフォントと代替オプションを選択します。
TrueTypeフォントをデフォルトのPostScriptフォントに代替すると、処理時間を短縮できます。このオプションは、組み込みのプリンターフォントの使用経験がある場合にのみ使用してください。