Fiery Command WorkStation

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ワンステップカラー管理を使用し、トレイからキャリブレートおよびプロファイリングする

ワンステップカラー管理機能を使用すると、指定したトレイに選択した用紙にカスタムキャリブレーションおよびベースラインプロファイルを割り当てることができます。

メモ: ワンステップカラー管理機能は、FieryシステムソフトウェアFS600/600 Pro以降を搭載したFieryサーバーでサポートされています。Fieryサーバーがサポートしているかどうかを判断するには、製品固有の取扱説明書を参照してください。

プロファイルがすでに用紙に関連付けられている場合は、キャリブレーションのみがリフレッシュされます。それ以外の場合は、カスタムキャリブレーションとプロファイルが作成され、用紙カタログまたはメディアカタログの用紙に関連付けられます。

インラインセンサーなどの互換性のあるカラー測定器がプリンターに組み込まれている場合は、ワンクリックでインラインセンサーを使用してキャリブレーションおよびプロファイルを自動的に作成できます。

ジョブのプロパティウィンドウのデフォルト印刷設定が指定された用紙で使用されている場合、ベースラインキャリブレーションおよびカラー出力プロファイルは、生成されたカラーに自動的に最適化されます。デフォルト設定機能を使用して、デフォルトのジョブのプロパティ設定を変更することによりFieryサーバーをカスタマイズできます。

デフォルト以外の画像処理設定とオプションで使用されるカスタムキャリブレーションおよびプロファイルの場合は、Fiery Color Profiler Suiteを使用する必要があります。

インライン埋め込み測定器で用紙サイズを扱えない場合は、高品質な手動分光測色計を使用できます。自動ではなく手動でカラーを測定する点を除き、処理は同じです。

ES-3000やX-Rite i1Pro3など、インラインセンサーまたは手動分光測色計を使用して、特定の用紙のトレイをキャリブレートできます。

アプリケーションに相応なカラー品質レベルに到達するのに必要なカスタムカラー出力プロファイルの数を管理する際は、次の点に注意してください。出力プロファイルの数を減らすと、キャリブレーションのメンテナンスも減少します。

  • ジョブを印刷する場合は、ジョブのプロパティウィンドウで次の項目を選択します。
    • メディアタブの用紙カタログまたはメディアカタログリストから用紙を選択します。
    • カラータブで、出力プロファイル印刷オプションのジョブ定義設定を使用を選択します。

      Fieryサーバーのカラー管理では、用紙カタログまたはメディアカタログで用紙に関連付けられている出力プロファイルが自動的に使用されます。

  • 新しい用紙を在庫に追加するときは、用紙カタログまたはメディアカタログに追加します。トレイに用紙を挿入し、用紙を用紙カタログまたはメディアカタログのエントリと関連付け、トレイを右クリックし、キャリブレートを選択してワンステップカラー管理を実行します。カスタムベースラインキャリブレーションおよび出力プロファイルが作成され、用紙カタログまたはメディアカタログの用紙のFieryサーバーにインストールされます。
  • ワンステップカラー管理を1つの用紙のみに使用し、インラインセンサーと互換性のあるトレイを指定します。横方向の大きいシートは、縦方向の小さいシートよりも、必要な用紙が少ない場合があります。
  • 用紙が多くの重量やサイズで使用可能で、同じカラーを生成する場合、複数のプロファイルを作成したり、複数のキャリブレーションを今後メンテナンスしたりする必要がなくなります。

    用紙カタログまたはメディアカタログ内のすべての同様の用紙を、同じ出力プロファイルに手動で設定します。同じキャリブレーションおよびプロファイルがすべての用紙に適用されます。2つの用紙のカラーがほぼ同じであることをテストし、1つのキャリブレーションとプロファイルで十分かどうかを検証するには、Command WorkStationジョブセンターで各トレイを右クリックし、キャリブレーションを実行し、各用紙のカラー出力を比較します。

  • ワンステップカラー管理を実行する前に、用紙カタログまたはメディアカタログの関連付けを特定の出力プロファイルからサーバーのデフォルトを使用に変更することで、新しいキャリブレーションおよびカラー出力プロファイルを強制的に作成できます。
  • ゼロタッチ再キャリブレーション用にFieryサーバーを設定できます。詳細は、ゼロタッチ再キャリブレーションの実行を参照してください。ワンステップカラー管理により生成されたカスタムキャリブレーションは、ジョブが最近リフレッシュされていないキャリブレーションに依存するたびに、インラインセンサーによって自動的に維持されます。