RGBソース、CMYKソース、グレースケールソース
RGBソース、CMYKソース、またはグレースケールソースプリントオプションを使用すると、書類のRGBデータ、CMYKデータ、またはグレースケールデータの色空間を定義して、Fieryサーバーで適切な色変換を行います。
Fieryサーバーには、よく使用される色空間が提供されています。その他の色空間では、CMYKおよびRGBカスタムプロファイルをFieryサーバーにインポートできます。カスタムのグレースケールプロファイルはインポートできません。
RGBソース
RGBソースのプロファイルを指定した場合、Fieryサーバーでは、その他のカラー管理システムで指定さ れたソース色空間定義またはプロファイルがあればそれを上書きします。たとえば、書類にRGBプロファイルが埋め込まれていても、RGBソース設定で上書きされます。
RGBソースプロファイルを指定すると、Fieryサーバーからの出力はプラットフォーム間で一貫性のあるものになります。RGBソースには次のオプションがあります。
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EFIRGB - EFI社指定のソース色空間を定義します。RGBデータの詳細情報がない場合に最適です。
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sRGB(PC)-Microsoft社およびHewlett-Packard社推奨の色空間であり、一般的なホームおよびオフィスアプリケーション向けに定義されています。
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Apple Standard - 従来のMac OS対応モニター用のデフォルトソース色空間を定義します。
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Adobe RGB(1998)-Adobe社が定義した色空間であり、一部のプリプレスワークフローでAdobe Photoshop用のデフォルト作業用色空間として使用されます。
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eciRGB v2 - ECI(ヨーロッパカラーイニシアティブ)推奨の色空間であり、広告代理店、出版社、複製業、印刷所でRGB作業用色空間およびカラーデータ交換形式として使用されます。
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Fiery RGB v5-Officeアプリケーションの使用時に適したEFI定義の色空間です。この色空間はEFIRGBに類似していますが、より大きく、より適切な青色出力が得られます。
指定されている別のソース色空間をRGBソースによって上書きしない場合は、RGB埋め込みプロファイルを使用オプションを選択します。
RGB埋め込みプロファイルを使用オプションが有効になっている場合、FieryサーバーではRGBプロファイルがある書類のオブジェクトが尊重され、プロファイルがないオブジェクトはジョブのプロパティで指定されたRGBソースプロファイルを使用してカラー管理されます。
CMYKソース
CMYKソースオプションには、 Fieryサーバー上に存在する任意のCMYKソースプロファイルを設定できます。
ICCプロファイルを使用して色分解された印刷イメージ内のカラーを適切に管理するには、同じプロファイルをイメージの印刷時に指定する必要があります。
CMYKソースプロファイル設定に指定するプロファイルは、CMYKデータが色分解されたときのCMYKプロファイルまたは印刷標準によって変わります。このオプションは、CMYKデータのみに適用されます。
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カスタム色分解(たとえば、ICCプロファイル指定の色分解)により色分解されている画像には、 CMYKソースを設定したFieryサーバーで、プリプレスワークフローのRGB-CMYK変換で使用されているプロファイルを選択します。
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印刷標準用に色分解されたイメージには、印刷標準をCMYKソース設定として選択してください。
ジョブに埋め込みCMYKプロファイルが含まれている場合は、CMYK埋め込みプロファイルを使用オプションを選択します。埋め込みプロファイルはCMYKデータに適用されます。
CMYKソースオプションには、Fieryサーバー上に存在する任意のCMYKソースプロファイルを設定できます。
ジョブのCMYKデータを出力カラー色空間に変換しない場合は、次の設定のいずれかを選択できます。
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変換を省略-これらの設定では、ジョブのオリジナルのCMYKデータが変換なしにプリンターに送信されますが、キャリブレーションは適用されます。
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ColorWiseオフ-この設定では、キャリブレーションの適用もCMYKデータへの変換も行われることなく、ジョブのオリジナルのCMYKデータがプリンターに送信されます。ただし、CMYKデータはインク/トナー総量の制限の影響を受けます。
ColorWiseオフ設定は特定のジョブで使用できますが、Fieryサーバーでのデフォルト設定にはできません。この設定は特定のジョブでのみ選択してください。
メモ: ColorWiseオフ設定で印刷する場合は、アプリケーションで選択するオプションによってCMYKデータが変更されないようにしてください。ColorWiseオフ設定で印刷する場合は、アプリケーションでカラー管理を使用しないように設定する必要があります。
グレースケールソース
Fieryサーバーでは、デバイスグレーのジョブとICCベースグレースケールのジョブをそれぞれの色変換によって個別に処理できます。
FS200/FS200 Pro以前は、グレースケールの色空間はCMYKカラーパスを通じて処理されていました。
グレースケールソースプロファイル設定は、ソースプロファイルから出力プロファイルへのカラー変換に使用するため、出荷時にインストールされたグレースケールプロファイルを提供します。ユーザーが任意のグレースケールICCプロファイルをインポートすることはできません。
書類のグレースケールオブジェクトに関連付けられた埋め込みプロファイルがジョブに含まれている場合は、グレー埋め込みプロファイルを使用オプションを選択します。
グレースケールソースオプションには、Fieryサーバー上に存在する工場出荷時にインストール済みの任意のグレースケールソースプロファイルを設定できます。