Fiery Command WorkStation

Fiery XF 8.0

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チャンネルごとのインク制限を低減してキャリブレーションファイルを作成する

この手順では、プリンターが最大カラー濃度に到達する時点にインクを制限し、キャリブレーションファイルを作成することができます。インク量はキャリブレーションの色域サイズに影響します。

インク過多が問題であることがわかっている場合は、チャートを印刷する前にインク制限を手動で低減することで、ブリードの問題やしわの発生を防いだり、チャートを正常に測定できるようにしたりできます。チャンネルごとに事前に設定したインク制限で印刷を選択し、事前に設定したインク制限をクリックします。ただし、確信が持てない場合は、印刷前に事前に設定したインク制限を適用しないでください。印刷される色域が目に見えて減少する可能性があります。

メモ: 特定のプリンターや解像度では、事前に設定したインク制限はすべての1000 dpi解像度に適用されるので、1000 dpiのデフォルトの色域は600 dpiの色域とほぼ同じになります。これにより、両方の解像度のカラーを簡単に調整できます。ただし、1000 dpiモード(バックライト用紙など)のすべての色域機能を使用する場合は、解像度1000 dpiの事前に設定したインク制限をリセットして100%にします。
  1. 印刷をクリックします。

    Color Toolsは指定したエクスポートフォルダーに印刷ファイルを作成します。

  2. プリンターに印刷ファイルをロードします。

    黒または透明な用紙への印刷用にホワイトチャンネルをキャリブレートするには、チャートを印刷する前に、印刷ステーションでジョブごとにレイヤー印刷を設定する必要があります。

    マルチレイヤージョブの印刷方法の詳細については、プリンターの操作ガイドを参照してください。EFI VUTEk 3r+/5r+、32r+、D3R/D5Rについては、『Fiery XFを使用したマルチレイヤーのプロファイリング』を参照してください。これらのドキュメントはhttps://inkjet.support.efi.comで入手できます。

  3. チャートを印刷します。

    VUTEkプリンターのみ:各マルチレイヤージョブの印刷オプションを使用して、スムージングレベル、マージンなどを設定します。

    必要に応じて、二重印刷設定を使用してインク濃度を上げます。この設定はカラー出力に多大な影響を及ぼすので、キャリブレーションファイル名に「二重印刷」を含めることをお勧めします。

  4. 画面の指示に従ってチャートを測定します。
  5. パッチを表示をクリックします(オプション)。

    パッチの上にポインターを移動すると、そのL*a*b*値を表示できます。各パッチは、対角線に沿って分割されます。左上領域には期待されるカラーが表示され、右下領域には測定されたカラーが表示されます。

    印刷済みチャートの測定を必要とする、キャリブレーションのすべての手順について、カラーパッチを表示できます。

  6. ライト/中間インクの設定を確認します。

    中間インク中間インク開始点フルトーンでのライトインクおよび50%のドットゲインの各値に基づいて、Color ToolsはCMYインクで実現可能な最大Chroma(*C)とブラックで実現可能な最小L*値(0)を計算します。

    自動チェックボックスの選択を解除すると、ライト/中間の設定を試して、グラデーションの滑らかさは維持したまま、Chromaとインク消費量の間の最適なバランスが取れた組み合わせを見つけることができます。Enterキーを押すと、Chromaとインク消費量の値が自動的に更新されます。

  7. 視覚的なリファレンスを印刷(オプション)をクリックし、優先するカラー階調を確認します。
    • 中間インクの開始点が滑らかに遷移していることを確認します。
    • フルトーン領域で全体的なインクの範囲を確認します。
  8. 次へをクリックします。
ビデオはここからご覧ください。