視覚的補正ツールを使用すると、各インクチャンネルのインク曲線を調整したり、版特性を修正してドットゲインの問題を解決したりできます。
視覚的補正は、完全に手動による調整に基づいており、経験豊富なユーザーによる応急措置的な使い方に限定する必要があります。
- 補正の種類で、次のいずれかを実行します。
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個々のインクチャンネルのインク曲線を編集するには、再キャリブレーションを選択します。このタイプの視覚的補正は、Command WorkStationでのカラー管理後に適用されます。
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サポートされている任意のファイル形式の入力データを変更するには、版補正を選択します。このタイプの視覚的補正は、Command WorkStationでのカラー管理前に適用されます。
通常、カラー管理では、受信した線形入力データに基づいてカラー管理を適切に適用するので、正確なカラーで出力するためには、非線形の版特性を補正する必要があります。
メモ:
版特性を編集する決まった方法はありません。ただし、連続階調ファイル形式の場合には、シンプルな方法が適用されるので、50%パッチを5%増やせば55%になります。
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カラーモードで、プリンターのインクカラーを選択します。
一連のインクカラーにグローバルな変更を適用することも、各インク曲線を個別に変更することも可能です。
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インク曲線上の任意の地点でカラーを追加または削減します。
たとえば、イエローとシアンの量を減らすことによって、グリーンの色合いを補正できます。インクの出力比率を変更するには、表に入力値と出力値を入力するか、曲線に沿ってポイントを新しい位置にドラッグします。
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ガンマ設定や線形設定を変更します(オプション)。
ガンマ設定は、すべてのカラーの明度、主に中間色の色調に影響を与えます。線形設定は、すべてのカラーの明度に等しく影響を与えます。
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OKをクリックします。
視覚的補正ファイルは、
C:¥ProgramData¥Fiery¥Fiery XF¥Client¥Workingフォルダーに保存されます。後で、このフォルダーから視覚的補正ファイルをロードして、さらに編集することができます。
こちらのビデオを参照してください。
これで、Command WorkStationで補正ファイルを選択できるようになりました。