Fiery Command WorkStation

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送信順印刷

送信順印刷機能を使用すると、Fieryサーバーはネットワークから送信される特定のジョブの順序を維持できます。ワークフローは「先入れ、先出し(FIFO)」です。

この機能は特にプロダクション印刷環境やCRD(Corporate Reprographics Department)環境で使用されます。その理由は、この種の環境ではジョブは特定のレコード順またはレポート順に送信されるためです。通常、各レコードは別個のジョブとして送信されます。このジョブにはいくつかのページが含まれている可能性があります。

Fieryサーバーは、どのジョブが送信順印刷キューに送信されているかを確認し、送信された他のジョブが送信順印刷キューのジョブを中断したり、途中で印刷されたりしないようにします。

送信順印刷はFieryサーバーで設定できます。送信順印刷がオンになっている場合、サポートされている以下の印刷プロトコルを通じて送信順印刷キューを使用できます。

  • Command WorkStationインポートコマンド

  • WebTools

  • Fiery Hot Folders

  • 仮想プリンター

  • SMB印刷

  • LPRまたはLPD

  • Port 9100(Configureで送信順印刷キューにルーティングされている場合)

送信順印刷機能は、統合Fieryサーバーでは使用できません。

送信順印刷の実行プロセス

最初のファイルが送信順印刷キューにスプールされると、送信順印刷実行(バースト)が開始します。送信順印刷実行は、一意のグループIDでマークされます。

タイムアウト間隔は、同じグループIDに送信されたジョブ間でのFieryサーバーの待機時間を定義します。送信順印刷実行が開始された後、タイムアウトまでにジョブがスプールされるたびに、タイムアウトは初期設定にリセットされます。タイムアウト期間が経過すると、Fieryサーバーは送信順印刷実行が完了したとみなします。

タイムアウト間隔を指定するときは、次の点を考慮します。

  • ネットワークトラフィック

  • 送信順印刷実行のジョブのサイズ

  • スプール時間。これは送信順印刷実行全体が送信される前にタイムアウトが経過しないようにするために各ジョブの準備に費やされる時間です。

長期間のタイムアウトを設定すると、Fieryサーバーがシステムをロックしてしまい、送信順印刷実行の最後のファイルをスプールした後に他のファイルを処理できなくなる場合もあります。

送信順印刷実行で送信されたジョブは、すべてのジョブの受信が終わるまで処理中キューにとどまります。すべてのジョブの受信が終わると、ジョブは受信された順番に印刷中キューに送信されます。

送信順印刷実行の順序変更

Fieryサーバーは、ユーザーが印刷順序を変更しない限り、印刷順序を維持しようとします。以下のアクションが適用された場合、ジョブの印刷順序が変わることになります。

  • 割り込み印刷

  • 次に印刷

  • 次に処理

  • キュー内の処理中ジョブおよび印刷中ジョブの順序を変更

  • ミスマッチ一時停止

  • プレビュー

  • 待機

  • サンプル印刷

  • 送信順印刷グループのジョブをキャンセル

  • Fieryテストページを含む直接接続を使用したジョブの印刷

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