ソフト校正をPDFにエクスポートする

カラー印刷のジョブでは、ソフト校正をPDF形式で保存すると、他の時間や場所で表示できるようになります。PDFへのエクスポートでは、画像品質を制御することができ、必要なページを選択して保存することもできます。ソフト校正PDFファイルは編集も印刷もできませんが、注釈を追加することは可能です。

メモ: キャリブレーションの効果はソフト校正には表示されませんが、色はキャリブレーションの影響を受ける可能性があります。

ソフト校正のPDFへのエクスポートでは、画像品質を設定できます。

「JPEG2000圧縮」は、画像をプリンター解像度の半分にダウンサンプルして、JPEG2000圧縮を適用します。画像と色の品質は、この圧縮の影響を受けません。標準的なフォントサイズとカラー濃度を使用していれば、テキストの判読に問題が出ることはありません。ただし、フォントや線画によっては、印刷ページと同じように滑らかには表示されない場合があります。
「最高画像品質」は、プリンターと同じ解像度となるフル解像度の、可逆圧縮された画像を作成します。結果として作成される画像ファイルは、サイズが圧縮ファイルより大幅に大きくなる可能性があります。この設定は、「JPEG2000圧縮」によって満足できる結果が生成されない場合にのみ使用します。

ソフト校正の解像度は、ジョブの解像度とは異なる値に設定できます。使用可能な設定は、ジョブで使用可能な設定と同じです。

「ファイル」 > 「エクスポート」 > 「PDFソフト校正」をクリックします。
ページ範囲を指定します。ページ番号やページ範囲を複数指定する場合は、それらをカンマで区切ります。
PDFソフト校正オプションを指定します。
- 「選択ページすべてを一つのPDFに保存する」または「各ページを別のPDFに保存する」を選択します。
- 「最高画像品質」または「JPEG 2000圧縮を使用する」を選択します。
可能であれば、希望の解像度を選択します。
「OK」をクリックします。
ファイル名を入力します。ファイルタイプは常にPDFです。
ファイルの保存先を指定し、「保存」をクリックします。