カスタム出力プロファイルをリファレンスCMYKプロファイル (ISO Coated など) と組み合わせて使用すると、一部のプロダクション要件に十分な結果が得られない場合があります。Fiery搭載プリンターをCMYKリファレンスにより厳密に一致させるために、最適化したメディアプロファイルが代わりに使用されることがあります。
リファレンスをシュミレートするCMYKソースプロファイルがFiery serverにインストールされている必要があります。Fiery Optimizerプロファイルを作成する前に、Fiery serverのキャリブレーションとプロファイルの作成にFiery Printer Profilerを使用します。
Fiery Optimizerではメディアプロファイルを作成し、サンプルパッチを印刷し、これらの測定値に基づいてメディアプロファイル内のカラーマッチを最適化することで、リファレンスへのマッチングを向上させることができます。パッチページの印刷と測定を繰り返すことで、測定のたびに最適化のレベルを徐々に高めていくように調整することができます。Fiery Color Profiler
Suiteはメディア最適化のために、CMYK出力プロファイルのみをサポートしています。
反復最適化で標準と厳密に一致する印刷カラーを得られない場合は、以下のいずれかの要因が考えられます。
- プリンターが機能を最大限まで発揮していない(最大トナー濃度またはインク濃度に達していない)。
- プリンターが機能を最大限まで発揮しても、ターゲットの標準で印刷できない。標準のカラーがプリンターの色域外になっている。
-
Fiery Color Profiler
Suiteでは、最適化をクリックします。
-
メディアプロファイルの最適化(標準への反復マッチング)をクリックし、次へをクリックします。
-
Fiery serverを選択します。
-
ターゲットの標準(ISO Coatedなど)に関連付けられているソースプロファイルを選択し、Fiery Printer Profilerで作成した新しい出力プロファイルを選択して、次へをクリックします。
メモ: 出荷時のデフォルトメディアプロファイルを最適化しようとすると、メディアプロファイルのコピーが作成されます。
-
画面の指示に従い、分光光度計を使用してパッチページを印刷して測定します。
計器を選択してパッチを測定します。ページを測定するには、計器メニューで測定器をクリックします。
パッチレイアウト設定を選択します。パッチ数が少ないほど高速で使用できますが、通常はパッチ数を多くした方が品質の良い結果が得られます。234-1617パッチをお勧めします。
チャートサイズについては、用紙サイズを選択します。測定ページを印刷するための設定を用紙サイズリストで選択するか、カスタムをクリックしてカスタムのページサイズを指定します。
印刷をクリックし、用紙設定(用紙とトレイ)を設定します。カラー設定は上書きされるため、設定する必要はありません。
-
測定結果が表示され、結果に満足できない場合は、反復をクリックして、プロファイルをさらに最適化します。
反復ごとに、以前の反復による最適化を使用してパッチページを印刷し、ページを測定して、カラーを標準とどの程度まで一致させるかを決定します。
-
測定されたDelta E値が必要な許容範囲内になるまで、パッチページの印刷と測定を継続します。
反復の結果がより高いDelta E値になる場合は、反復を削除してからプロファイルを保存します。
-
次へをクリックして、新しいプロファイルに名前を付けます。次へをクリックして、関連付けされたプロファイル設定とともにプロファイルをFiery serverにインストールします。
-
完了をクリックしてFiery Optimizerを閉じます。
メディアプロファイル(カラーマッチングが失敗した場合のキャリブレーションなど)を最適化する場合は、上記のプロセスをもう一度行うことができます。その際は、新しいプロファイルを作成するのではなく、同じプロファイルを選択して編集します。