Fiery Color Profiler Suite のヘルプ

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色域マッピングを設定する

出力プロファイルには、さまざまな種類の色域圧縮の情報が、さまざまなレンダリングインテントと一緒に含まれています。レンダリングインテントの設定により、色域マッピングの発生がコントロールされます。

色域マッピング編集ウィンドウに色域マッピングで使われるカラーメトリックマッピング、彩度のブレンド、および知覚マッピングが表示されます。これらの設定は、RGBプロファイルとCMYKプロファイルの両方に適用されます。

通常のプロファイルでは、色域マッピングについてデフォルトの設定を推奨します。

  • カラーメトリックマッピングは、絶対カラーメトリックレンダリングインテントと相対カラーメトリックレンダリングインテントに適用されます。これは、ソースカラーへの出力カラーのマッチング方法を決めます。

  • 彩度のブレンドは、ビジネスグラフィックレンダリングインテントに適用されます。

  • 知覚マッピングは、連続調レンダリングインテントに適用されます。

  1. 設定の適用ウィンドウで、色域マッピング編集をクリックします。
  2. カラーメトリックマッピングリストで、次のいずれかをクリックします。
    • 近接dE(最も近い数値) - ソースカラー値に数値的に最も近い出力カラー値を、dE 76を単位にして設定します。通常は、この設定で最も視覚効果の高いカラーが得られます。

    • 近接dE補正シャドウ(制限色域用) - ソースカラー値に数値的に最も近い出力カラー値を設定します。ただし、シャドウ領域のカラー値は、より滑らかなグラデーションとなるように調整されます。色域が小さい用紙のプロファイルを作成する場合、この設定によって結果が改善される可能性があります。

    • 同一の色相(こちらの方が視覚的に適している場合もあります) - 同じ色相の中でソースカラー値に最も近い出力カラー値を設定します。この設定で近接dE(最も近い数値)よりも望ましい出力が得られる場合があります。たとえば、純色の白から純色の青へのブレンドの場合、この設定の方が滑らかさが増します。青空の色調範囲が広い写真画像の場合も、再現性が高まります。

    • 近接dE 2000(最も近い数値) - ソースカラー値に数値的に最も近い出力カラー値を、dE 2000を単位にして設定します。通常は、この設定で最も視覚効果の高いカラーが得られます。
  3. 彩度のブレンドリストで次のいずれかをクリックします。
    • 拡張色域ブレンド(遷移が滑らか) - 色域全体で滑らかな遷移を生成します。ニュートラル軸から離れているカラーほど調整が大きくなります。

    • EFI Profiler 1.5のビジネスグラフィック手法を使用 - 以前にEFI Color Profiler v1.5を使用して作成したプロファイルがあり、現在作成中のプロファイルを既存のプロファイルにマッチさせたい場合に、連続性を維持します。

    • CIECAM彩度 - 最新のCIEカラーアピアランスモデルをベースにしたビジネスグラフィックレンダリングインテントを使用するとき、より自然な色を再現します。

  4. 知覚マッピングリストで、次のいずれかをクリックします:
    • EFI連続調(Fieryワークフローに一致) - Fieryのワークフローに一致します。

    • 知覚(ICC標準) - 標準のICCマッピングです。

    • CIECAMビジネスグラフィック - 最新のCIEカラーアピアランスモデルをベースにした連続調レンダリングインテントを使用するとき、より自然な色を再現します。